令和元年、皆さんにとってどのような一年だったでしょうか？ご自身の健康について少しでも良いニュースがあれば幸いです。さて、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、１１月１４日は世界糖尿病デーでした。先月のことですが、発表された今年の標語が「人生１００年 筋量増やして 健康寿命！」でした。今年の反省と来年に繋がる良いキャッチフレーズです。令和元年師走、皆様の健康を祈りつつ糖尿病週間の御紹介をいたします。
世界糖尿病デーとは？
国際糖尿病連合が(IDF）と世界保健機構(WHO)によって世界規模で糖尿病に対する注意を喚起しようと1991年に開始され2006年に国連の公式の日に決まりました。シンボルカラーはブルー、国連色とどこまでも拡がる青空の色です。
１１月１４日はインスリンを発見したフレデリック バンティングの誕生日です。２０１９年の世界糖尿病デーのテーマは「糖尿病と家族」家族で取り組めば糖尿病治療はもっと良くなる！と家族の参加の重要性を呼びかけています。
世界糖尿病デイに合わせた全国糖尿病週間11月11日〜17日
日本でも日本糖尿病学会、日本糖尿病協会が関係団体と連携して糖尿病予防対策に繋がるイベントを全国で開催し、各地のラウンドマークがブルーにライトアップされました。ちなみに佐賀県は唐津城を見事にブルーライトにアップしました！１１月１７日にはフレスポ鳥栖で栄養や食事相談、血糖測定などを開催し多くの市民にご参加をいただきました。まさに今が治療の時！という数名の方々とお会いでき医療機関に受診して頂くことをお約束しました。こうした小さな働きかけが、健康サポートにつながります。来年もぜひご参加ください！
全国糖尿病週間今年のテーマは 「サルコペニア・フレイル」
糖尿病週間のテーマは、皆さんもよく耳にするようになった「サルコペニア・フレイル」です。サルコペニアは加齢や疾患によって筋肉量が減少し、筋力低下や身体機能の低下が起こる事です。フレイルは加齢に伴い健常から要介護へ移行する中間の段階で適切な支援で健常に戻りうる状態です。糖尿病を持っている人はサルコペニアやフレイルに３倍以上陥りやすいと言われています。予防には、タンパク質を３度の食事でバランスよくとること！毎日２０分くらいのウォーキングや軽い筋トレ！が効果的です。
今年の標語は 「人生１００年 筋量増やして健康寿命！」
２０１９年日本の１００歳以上の高齢者者は７万人を突破しました。福岡市在住の田中カ子さんは１１６歳！世界最高齢者としてギネス公式認定をされています。ご自分でしっかり食事をされ、咀嚼嚥下も良好です。人生１００年、それは健康寿命での１００年です。しっかり食べて、しっかり動いてこその人生です。
今年も一年ご縁をありがとうございました。来年も皆様の健康寿命のお手伝いをさせて頂きたいと願っております。健やかな楽しい年末年始をお過ごしくださいませ。
