今年の日本は7月23日に埼玉県熊谷市で国内観測史上最高の41.1度を記録しました。佐賀県においても猛暑日が連続13日となり、1994年7月の14日に続く観測史上2位の長さとなりました。7月末から12号台風の影響もあり一旦真夏日に下がりましたが8月1日より再び猛暑が予想されています。
6月の早い梅雨入りに豪雨、水害に猛暑、そして台風と天災続きの年になっています。皆さんは心身ともに大丈夫でしょうか?すでに熱中症対策についてはご承知と思いますが、今月はさらなる注意喚起のために、ここだけは気をつけたい酷暑に負けない熱中症対策のポイントをお話しします。
佐賀県の7月の気温推移
基本の熱中症対策
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暑さを避ける!
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室内では室温を確認し温度調節、外出は日傘や帽子の着用を行い通気性の良い衣服で、保冷剤等で体を冷やす。
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こまめな水分補給!
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室内外に問わず喉の渇きを感じなくてもこまめに水分、塩分、経口補水液などを補給する。
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熱中症の症状を知ってはやめの処置!
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めまい、立ちくらみ、左足のしびれやこむら返り、頭痛や気分不良を感じたら、すぐに涼しい場所へ移動し体を冷やす。
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体は首回り、脇の下、足の付け根など動脈のある場所を冷やす。
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自分で水が飲めない人は直ちに救急車を呼ぶ!
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猛暑警戒中の今年の最善策のポイント
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猛暑日の運動はもちろん不要な外出は控える。
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クーラーを必ずいれて28度程度に温度調節をした部屋で過ごすこと。
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日中は時間を決めてこまめな水分補給行い、涼しい場所での小休止をかかさないこと。
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過労に気をつけ食事と睡眠をしっかりとる。
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湿度、輻射熱、気温を取り入れた暑さ指数(WBGT)をチェックして28度以上では厳重警戒をしよう!(暑さ指数はインターネット天気予報ですぐに出てきます)
気合や根性では熱中症対策はできません。今年の災害で被災された多くの方が、「こんなことになるとは思わなかった」と危機管理の甘さを痛感しています。まだまだ自然の猛威には人間は叡智を集結しても勝つことはできません。いかに回避するか、正面から戦わずして自分を守っていくことが大事です。まだまだ八月は始まったばかりです。心身ともに体温も心の温度もクールダウンして猛暑を賢く楽しく乗り切っていきましょう!