地震、台風、洪水、火災など、
被災した時自身の医療情報「医療情報ケース」を持っていますか?
6月は大阪で震度6弱の地震が発生しました。「南海トラフ?神戸淡路大震災?」通勤時間帯に都市機能はマヒしました。現在も避難場所で心身ともに不安に過ごされています。地震大国日本、誰もがいつ何時災害に巻き込まれるかわかりません。安否確認の手段を家族に、仕事場に確認することはもちろんですが、災害時の備えは大丈夫ですか?災害バック、身分証明証、定期薬はすぐに持ち出せますか?今月は災害対策、とくに必要な医療を受けるための準備についてお話をしましょう。
治療を受けている人は医療のための手帳をもっていますか?
「医療情報ケース」として一つにまとめましょう!
医療を受けるために必要なもの
- 保険証
- お薬手帳
- 血圧手帳、糖尿病手帳、健康手帳、母子手帳など
自分の医療に関する情報がわかる上記のものは手帳ケースなどに一つにまとめておきましょう。医療情報ケースとして常に持ち出せる所に置きましょう。海外旅行のためのパスポートケースなど便利です。万が一の時に免許証やカード類も入れば安心でしょう。
連絡票を書いておきましょう!
日本糖尿病協会から発行されている災害時ハンドブックには災害時の心得と一緒に「私の連絡票」があります。災害を無事に乗り切るためにご自身の氏名、住所、生年月日はもちろん、血液型、救急時の連絡先やかかりつけ医、災害時の拠点病院を書いて確認しておきましょう。災害時の拠点病院はかかりつけ医に尋ねてください。協力医として数件の医療機関を教えてもらうこともあるでしょう。
まずは自分の医療背景、情報を自分で確認することが災害対策の第一歩です。
災害時のイメージを持って、自分を守り情報を準備しておくことが大事です。自分が服用している薬は口頭で言えるくらいに自分の医療情報を確認しましょう。
透析治療、在宅酸素療法、インスリン治療など特別な医療を受けている人は災害時の受け入れ医療機関、医療機器提供の確認をしておきましょう!
人工透析治療、在宅酸素療法、インスリン注射など特別な医療を受けている方はそれぞれに災害時サポートマニュアルや災害時緊急カードがあります。自身のマニュアルを確認しカードを携帯しましょう。
災害発生時は?事前に準備していたことを落ち着いて実行しましょう!
「あ!揺れた!」その時あなたはどうしますか?
- 身の安全を第一に守りましょう。倒れてくるものから身を守り安全な場所で揺れが収まるまで待機します。出来るだけ落ち着いて状況を把握しましょう。
- 助けを呼びましょう。まず自分の居場所を伝えましょう。
- 事前準備していた医療情報ケース、私の連絡票、治療薬を持って避難しましょう。
- 災害チームに自身の健康状態を伝えましょう。
まさに備えあれば憂いなし、準備と心構え、人生を自分らしく生きるためにこの機会に災害時の備えをぜひご確認くださいませ!