青葉が美しい季節になりました。個人的には一番好きな季節です。今年度が始まって、なんだか、バタバタ、、、そんな皆さんに今年はきっちり健康診断を受けて下さいのお願いです。まずは身体の管理を上手に行い日々笑顔で一年を過ごして頂きたいと願っています。今月は、必須である職場健康診断、市町の保健センターなどで特定健診、がん検診などお得に受けられる健診ご紹介しましょう。
企業で働いている方の健診
社会保険に加入している事業所で働いている方には労働安全衛生法に基づき医師による健康診断を受ける必要があります。雇用時と最低でも一年に１回、健康についての問診、身長測定、視力聴力検査、血圧検査、胸部レントゲン検査、心電図検査、尿検査、血液検査を受けることができます。特殊な業務を行なっている労働者には特殊健康診断検査を受けるように定められています。企業負担となります。事業所によっては法定項目よりも多い項目の健診を実施しているところもありますし、協会けんぽでは基準を決めてがん検診を実施しています。しかし、法に決められた定期検査の項目は４０歳未満の者は省略項目がありますが人間ドックなどの補助のある企業もありますので会社に尋ねると良いでしょう。
４０歳から７４歳の国民健康保険加入者の方の健診
「特定健診」「メタボ健診」と言われている特定健康診査です。メタボに特化した検査項目となっており、医師の判断で心電図、貧血検査、眼底検査が選択的に実施できます。５００円で受けることができます。
７５歳以上の後期高齢者健診
７５歳以上の人は後期高齢者保険証を発行した市町村で実施される健康診断です。個別健診となり、無料で受けられます。項目は特定健診と変わりありません。
４０歳以上の住民に対して実施しているがん・結核健康診断
住民票のある市町で年に１回無料で行われているがんの集団検診です。対象となるがん検診は胃がん、肺がん、子宮がん、乳がん、大腸がん、前立腺がんと結核健康診断ですが、現在治療中や、治療既往のある方以外の方が対象です。個別検診は有料となりますので、市町の保健センターにご相談ください。
２０歳から３９歳の方のヘルスアップ健診
若いが故に健診とは縁遠い世代です。子育て中ママが多いでしょう。７００円と有料ですが、この世代の健康が将来の日本を支えます。実はこの世代の健診があることを知らない方が多いようです。４０歳からと思っている方、遅いですよ！まず行ってみましょう！ご存知のように日本人の人口は減少中です。増えゆく高齢者人口とともに病気も増えていきます。一方、若い人のがん発症の報告数も増加しています。高齢者にかかる医療費に注目されていますが、若い世代の健康管理にも重点を置くべきだと思います。高齢者が病に罹りやすくなるのは自然の流れですが重症化しないように、寝たきりにならないようにまずは自分の体の状態を確認しましょう！早期発見と治療で生き生き長生きしましょう。一方、若い世代にはさらに健康管理を意識できる環境が必要でしょう。まずは、春の健診を受けられてください。身体の健診から今年度を元気に始めましょう！
