ようやく１１月らしい気候となりました。今年は本当に暑い暑い夏でしたね。さあ、みなさん！空に浮かぶ佐賀の熱気球は見られたでしょうか？特に今年は別格です！２０１６佐賀熱気球世界選手権が１０月２８日から１１月６日までの１０日間（例年５日間）、佐賀市嘉瀬川河川敷で開催されています。なんと３５カ国、１８７機の熱気球が参加！約１２０万人の見物客が動員かされる見込みです。お出かけの際は、しっかりと寒さ対策、風邪対策をしてください。それでは熱気球見学の方のためにも、今月は早めのインフルエンザ対策をお話しましょう。
今年のインフルエンザ流行予想は？
佐賀県感染症情報センターによる保健所管内別定点あたりのインフルエンザ報告数の推移です。青が平年、赤が現在ですが、11月1日現在まだ流行は見られていません。国立感染研究所による情報では今年も例年同様１２月から感染者が増えてきて１月から３月がピークとなるようです。１１月より急激に気温が下がりだしましたので、注意をしましょう！
今年のインフルエンザワクチン
2016/2017冬シーズンインフルエンザワクチン株です。
- A/California（カリフォルニア）/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
- A/Hong Kong（香港） /4801/2014(X-263)(H3N2)
- B/Phuket（プーケット）/3073/2013（山形系統）
- B/Texas（テキサス）/2/2013（ビクトリア系統）
このように4種類が含まれたワクチンです。ワクチンの効果は接種後２週間程度からですので１１月までには予防接種を終えることがよいでしょう。
予防接種は抵抗力を高めるものです。接種したから感染しないというわけではありませんが、WHO始め世界でリスクを軽減する効果は広く認められています。
インフルエンザの主な症状と特徴
- ３８度以上の高熱•悪寒（３７度台の微熱のこともあります。）
- 節々の痛み、頭痛、筋肉痛
- 強い倦怠感（時に腹痛や下痢など消化器症状もあります。）
- 上記症状は急激に発症
- 小児や高齢者・持病のある人は重症化しやすい
- １２月から３月がピーク（春先まで感染することもあります。）
他のウイルスによる感冒症状とは人によりますが、重症感があります。
インフルエンザ対策
最も必要なことは
- 外出後の手洗い、うがい
- 外出中のマスク着用
この２点を徹底することで感染経路（飛沫・接触感染）は遮断することが可能です。
ご自分だけではなく、家族、職場内で励行を徹底すれば、さらに予防効果は高くなるでしょう。睡眠・食事・日頃の健康管理に気をつけて、抵抗力を高めておくことが必要です。特に年末、仕事も忘年会等の行事も多くなる時期です。年末年始を健康で過ごすためには今から、予防対策を考え、体のリズムを整えるようにしましょう。
インフルエンザにかかったと思ったら？
- 早めの医療機関受診（医師の診断を受け発症から４８時間以内に抗インフルエンザウイルス薬を服用すると発熱期間が短縮されます）
- 安静と水分補給
- 他の人への感染予防（手洗い、マスク着用）
- 熱が下がってもウイルスは体内に残っています。外出は控えましょう（解熱後２日間は安静が必要です）
昨年は朝7時にバルーン観戦に行きました。次々と空に昇っていくバルーンは何回見ても感動的です。実は今年はまだ会えていません。早朝も素敵ですが、夜間飛行も格別だそうです。みなさんも、あったかい空気でいっぱいに膨らんだバルーンに来年のご自分の夢をのせて飛ばせてみませんか？きっと、たくさんの夢をのせて、高く、軽やかに羽ばたいていく姿に感動されることでしょう！
