今年は皆様にとって健やかな年でありますよう心よりお祈り申し上げます
令和３年、多くの方がご自宅で静かな年を迎えられた事と思います。昨年は突然押し寄せたコロナの波に一気に飲み込まれて時が止まってしまったような一年でした。今年は人類の叡智を集結させて時を刻み始めなければなりません。
直接コロナと戦う医療分野では治療薬の開発が加速化し治療法の確立とともに予防ワクチン接種が開始します。これまでの対面診療や待合室の風景も様変わりしました。触診、聴診が容易にできなくなった事、防護具での診療に困惑する一方、酸素飽和度を測定するパルスオキシメーターの標準化をはじめコロナ禍の診療の工夫と急変への対応のために日々治療経験の情報の共有化が行われています。
すでに皆さんも生活習慣病のリスクはご存知だと思いますが、感染のリスクを少なくするために自己管理の必要性が高まりました。I Tによるヘルスケア市場の拡大とともに健康寿命を伸ばすための様々な取り組みが始まっています。一方、I Tに疎い高齢者をはじめI T環境が難しい方々には地域での支え合いの様々なネットワークが立ち上がっています。会えない、話せない、希薄化する関係性の中で、少しずつ人と人、モノとモノとの新しい絆が生まれています。 まだまだ感染予防と経済活動の両立は難しく、コロナ前の日常を取り戻すには長く険しい道のりでなるしょう。しかし止まった時計は少しずつ動き出しています。
松岡病院は「診る思いやり、看る気配り、心の息づく病院」としてこのWI T Hコロナ時代においても変わらない医療を提供していきます。特に地域医療において高齢者や精神疾患の方々との健康管理の架け橋になれるように、これからの医療のあり方を皆様とともに考えていきたいと思います。今年も何卒よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症との付き合い方がわかるまで私たちが守ること
- 手洗い、手指消毒を徹底する。
- ３密（密閉・密集・密接）を徹底的に避ける。
- 5人以上の会食は控える。
- 会話する時は必ずマスク着用する。
- 顔に触れる前は必ず手洗い、手指消毒をする。
- 混雑する可能性のある場所には極力行かない。
- 換気の悪い空間では３０分に１回以上、数分間窓を開けて換気する。
- 感染の機会は誰にでもあり、感染者を決して揶揄しない。
- 必ずコロナとの付き合い方はわかるので家庭で、職場で、地域で声かけ合って感染対策を継続すること。