松岡病院

佐賀県鳥栖市西新町。精神科救急、内科救急指定。認知症専門病院。佐賀県物忘れ相談ネットワーク登録病院。

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新着情報

くれないかい8月(運動不足になっていませんか?)更新しました。

酷暑にコロナ、今こそ運動は大事です!

 

 コロナに水害に不況に今年はなんてことだ!?と言い続けても良いことはありません。本来ならオリンピックでスポーツを存分に楽しんでいたはず!この夏は自分自身にとって身体が生き返る楽しいことを考えてみましょう!

 今、私が考える自分にとって最も良いことは、身体を心地よく維持すること。そのための一つとして大事にしているのは運動を続けることです。運動といっても3密を考えての効果的な運動です。今月は暑い夏こそ、コロナに打ち勝つためのストレス発散のために大切な運動についてお話ししましょう!

 

運動不足になっていませんか?

 多くの人がコロナ自粛を守っていますが、そのために運動不足に陥っています。日本経済新聞によるインターネット調査(全国20〜69歳 男女1324人)によると、自粛期間中の運動不足を感じたと回答した人は58.6%、体重増加と回答した人が38%、体力の減退と回答した人は32.2%でした。その他に6月に行われたフィットネス関連の民間調査においても6割の人が運動不足を自覚していると報告されています。当院の外来患者さんも7〜8割の方が体重増加傾向にあります。体重が増加とすると血圧も、血糖も、脂質も肝機能も上昇傾向になります。体力の低下も起きています。コロナに罹らなくても、自粛生活によって生活習慣病の悪化、生活機能の低下で病気に陥ることはコロナの二次被害!コロナの思う壺です。

 

3密を避けた運動は?

 ずばり、最も安心なのは自宅でできる運動です。感染リスクのない環境での運動、ジョギングのような活動は行っても問題ないとスポーツ庁は発表していますが、屋外での3密を避けるのは場所や工夫が必要です。特にマスク着用での運動は熱中症のリスクが高くなり、推奨できません。酷暑を避けて、まずは自宅での運動から始めるのがいいでしょう。

 

健康づくりのためにはどのような運動をどれくらい行えばいいの?

 厚労省が平成25年に作成した「健康づくりのための身体活動基準2013」をご紹介します。

  • 18歳〜64歳 

歩行または同等以上の身体活動毎日60分間

さらに息がはずみ汗をかく程度の運動毎週60分間

  • 65歳以上

横になったままや座ったままにならなければどんな動きでもいいので身体活動毎日40分間

 生活活動とは、労働、家事、通勤、通学など日常生活における活動です。運動とは体力の維持向上を目的とした計画的、継続的に実施される活動です。身体活動には運動だけでなく生活活動も含まれていますので、組み合わせて毎日動くことが必要です。

具体的には平日5日は普通の歩行を一時間ほど行い、休日の2日はジョギングや、サイクリング、ウォーキングを30分から1時間以上行えば十分健康づくりの身体活動になります。

 

自宅でできる!手軽にできる!ながら運動のご紹介

 スポーツ庁のH Pにチコちゃんが具体的な家庭で行うストレッチを紹介しています。

https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop05/jsa_00010.html

 子供と遊びながらの育児中のストレッチもありますので、ぜひご覧ください。また、YouTubeなどS N Sでも#自宅#運動#手軽#継続などのキーワードで検索するとたくさんのおすすめ動画が出てきます。一番大事なのは、継続!続けることが効果的な健康づくりの早道です。運動を日課にして気持ち良い汗を流してください!さぁ!始めましょう!

 

 

  2020/07/30   matsuoka