心の疲れがたまっていませんか?
今年はいつもと違う年度始めを迎えられたことでしょう。今年度の抱負を胸に膨らませて意気揚々とスタートをしようと思っていた方々、まずは桜の下でのコミュニケーション作りから新人を歓迎しようと企画していた学校や会社の諸先輩方、おそらく4月のスケジュールは一変していることと思います。自粛が続く中で長引く新型コロナウイルス感染症の脅威に私たちの当惑は深く、不安も広がり、疲労感も漂い始めています。
しかし、人類は確実に進歩しています。世界中でワクチンや治療薬の開発、コロナウイルスの分析が進められています。必ず叡智を結集して荒波を乗り越えていくと信じます。お天気の良い日は窓を開けて、少しでも春風を感じてください。さぁ今月は、疲労解消法ついてお話をしましょう。
心の疲労度をチェックしてみましょう!
①ひどく疲れた ②ヘトヘトだ ③だるい ④気が張り詰めている ⑤不安だ ⑥落ち着かない ⑦憂鬱だ ⑧何をするのも面倒だ ⑨気分が晴れない
上記の項目に一つでも当てはまる人はストレスが十分発散できていないかもしれません。ストレスにはストレスの「要因」と「反応」、そして「元に戻ろうとする反応」があります。例えば新型コロナウイルス感染症に例えると、ストレスの要因は「新型コロナウイルス感染症が蔓延して怖いし今後の仕事の事や経済的な不安がある。」反応は、「不眠や、疲労感などの健康障害」です。元気な心と身体があれば弾力のあるボールのように元に戻ることができます。ストレス要因が強く、持続すると元に戻りにくくなります。
ストレスとうまく付き合う方法
ストレスに気づくことと、解消する行動を起こすことです。
- 具体的にはリラクセーションとして心身の緊張を緩めることが大事です。例えば、腹式呼吸を行います、ヨガなどもいいでしょう。ストレッチは『こり』をほぐします。
- 適度な運動をしましょう。無理のない楽しみ!という感覚で運動をしましょう。
- 快適な睡眠を取りましょう、快適な睡眠は起床時の気分が良く、日中に眠くなりません。15分くらいの昼寝をすることも仕事の効率がアップすると言われています。
- 親しい人たちと交流しましょう。気の許せる友人とお喋りをすることで不安やイライラが解消します。良きアドバイスをもらえるかもしれません。
- 思いっきり笑いましょう。笑いは免疫力を上げると言われています。1日一回声を上げて笑うことはストレス解消に最適です。
- 仕事や家事から離れた趣味などの自分のための時間を持ちましょう。自分の好きなことができる時間を大事にしましょう。ひとりの時間を大事にしてもいいし、同じ趣味を持った人と交流するのもいいでしょう。趣味を介した交流が新たな人間関係をうみ、生活を豊かにします。
- ストレス解消のために喫煙や、過度の飲酒はお勧めできません。運動や趣味も翌日の生活に支障があるほど行うのは逆効果です。
- ストレス解消の取り組みをしてもなかなか解消ができない時は職場の産業医、保健師、かかりつけ医に相談してみましょう。ストレスの気づきをよくして、知識をたかめましょう。話を聞いてくれる仲間をもち、専門家へのアドバイスも聞きましょう。
人類が初めて遭遇したウイルスの襲撃、今人類は世界中の叡智を集結して対策を講じています。必ずや終息すると信じています。私たちは正しい知識で行動することです。漠然と怖がるだけのでは心の疲弊が溜まっていきます。ぜひ心のケアに努め、新年度をできるだけストレスを軽くして心に風を入れて乗り切っていきましょう!